「ガーベラ、向日葵とレインボーマム」AR、絵画、写真の展示風景(北村写真機店 Space Lucida )

 

 

フォトグラメトリを利用した、新たなリアリズムに挑戦した。此処で言うリアリズムとは、キュビスムによる多視点、アントニオ・ロペス(1936-)等に見られる多時間など、多層のレイヤーを1 枚の絵画として圧縮するような表現を指す。制作工程としては、花瓶に生けた花を用意し、花が枯れるまで、定期的に様々な角度から撮影する。その写真を元にフォトグラメトリを行うことで、多視点、多時間性を持ったオブジェクトが生成される。最終的には、生成されたオブジェクトを3D ソフトで調整(オブジェクトは一度で作品のようには生成されない)する。このオブジェクトは写真と、油彩のためのモチーフになる。